製作配給作品
制作2005〜2008、カラー、日本映画、116分

  主演・広末奈緒 1999〜2002まで活躍した伝説のAV女優。 3万枚のDVDを売り上げた実績の持ち主でありトップアイドルだった彼女は本作で北田監督の熱い要望に応じて、久々に公の舞台に姿を現した。
  原案・撮影・監督 北田直俊
  脚本 小林耕一
  編集協力 粂田剛、山本希平
  挿入曲 小谷美紗子『The Stone』
http://www.odanimisako.com/
  ストーリー 不思議なメガネがあった。
そのメガネをかけると、死んでしまった最愛の彼女の実像が蘇るのだった。
そういえば生前の彼女は、このメガネで不幸な未来を見てしまっていたのだった。
君のいない、この広大な空の下で僕はただ一人、残されてしまった。
「君に会いたい…君に触れたい…」
君の幻影を追いかけて、果てしない旅路の果てに、僕は一体何を目にするのだろうか?
  二本の映画に込められた思い
 

約7年前、婚約者で同棲中だった最愛の女性が睡眠薬自殺で突然、この世から去った。 うつ病と診断されてから三年目の冬だった。 人口密度の高い、この大都会・東京で、誰にも触れられない孤独と喪失を僕も味わった。彼女もきっと、こんな心の空白を埋められずにいたんだと、何も力に添えられなかった自分を悔やんだ。後追いも脳裏をかすめ、人間の危うさ・弱さに気づかされた。だから、『自殺はいけない』というフレーズを聞くと、彼女を、その存在も意思も全て否定された気持ちになり、とても悔しく苛立った。


・誰も死にたくて死ぬ人間はいない・
・それ以上に『いけない』人間を何人も知っている

だった。

たった一人で、この世に捨てられたように、どうやって、この先進んでいいのか全く分からなくなり、粗暴犯になる勇気もなく、一人でこの想いを映画にしようと決意しました。
ひとつの映画は『自殺に向かう側』、もう一つの映画は『大切な人を失った側』。この二本の映画を同時公開するには、個人では足 掛け6年の歳月と労力を要することになりましたが、親愛なる彼女 に捧げられた、このパーソナルな想いの二本の映画を鑑賞して頂 いた人々と心で握手することができればと、切に願うばかりです。

                              制作者・北田直俊
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